「癒しのば」としての住宅
今、私どもの創る住宅に住まう人が少しでも幸せになれる様に、
松永修岳先生の考える風水を勉強しています。
その一節を紹介します。
「風水」という言葉を聞いて、なにを思い浮かべますか?
「西に黄色いものを置けば金運が良くなる」といった占い的なものが
風水だと考えられている方も多いとおもいます。
しかし、松永先生が言うところの「風水」
の中心にあるのは、
「目に見えない、気づきにくい環境ストレス、これによって私たちの
心身が途方も無く影響をうけていることへの気づき」です。
色、形、素材、照明、デザイン、間取り・・・、
これら数多くの要素によってできている住空間。
それらが心身の健康とどれほど有機的に、
緻密に繋がっていることでしょう。
ほとんどの人は無意識に壁の色や、壁に掛かっている絵を見ています。
しかし、それらが全部脳の中に入っているのです。
目から、あるいは五感を通して情報が入ってきて、
知らず知らずに自分のものの見方や考え方が影響されてしまいます。
五感を通して入ってきた情報は、脳の中で電気信号として変換され、
心や感情、思考、に変わるわけです。
感情や思考が行動を生み出します。
ですから、「できる限り自分の脳が活性化するような
情報を取り込まないと、良い結果が現われてこない」ということです。
確かにものを見るという行為は、意識する、しないに関わらず、
眠っている時以外は大半の人は行っているはずです。
まだまだ、解明されてない脳の中のことです。
少なからず、私は毎日見る様なものは、何らかの影響がある
と考えても間違いではないとおもいます。