小耳にした栗の話
実はピーナッツの仲間
栗は果実ではなく種子なので、ナッツ類に入るらしい
一般的にナッツ類は脂質が高い(カロリーが高い)物が多いのですが、
栗は種子類には珍しく、脂質やたんぱく質が少なくカロリーは低めです。
さらにナッツ類の特徴であるミネラルが豊富に含まれていて、ミネラルのなかでも
特に現代人に不足しているといわれる微量要素の亜鉛が豊富に含まれています。
亜鉛が不足すると、味覚障害や肌荒れ等の原因になるといわれています。
食べ物をおいしく食べるために、また若々しい肌を保ちたい方は積極的に
摂りたい秋の味覚ですよ
ビタミンCはグレープフルーツ並み?
栗には体の抵抗力を高めてくれるビタミンCが100g中26gも含まれています。
これはグレープフルーツや野菜のシソ、クレソンにも匹敵します。
一般的にビタミンCは熱に弱いといわれていますが、栗のビタミンCは、
でんぷん質に包まれているので、熱による損失が少なく、効果的に摂取できます。
渋い皮にも理由がある!
栗の渋皮(殻をむいた実を覆っている茶色の皮)には、最近になって、
ポリフェノールの一種であるタンニンやプロトアジンという成分が含まれていることがわかりました。
この成分は、体の活性酸素を除去する働きをするといわれています。
普段は捨ててしまっている渋皮ですが、”さびない体”を作る大切な成分が
含まれていると思うと、捨てているのがもったいない気がします。
栗の選び方と保存方法
栗を買うときには表面につやがあり、丸く太って重いものを選びましょう。
栗は、日がたつと、香りが落ちたり、虫に食われてしまいます。
生栗を手に入れたらすぐに鬼皮と渋皮をむいて、水につけてあく抜きします。
これを水切りすれば冷凍保存もできます。
すぐに処理できないときは皮付きのまま冷凍用のパックに移し変えて冷凍庫へ入れましょう。
生栗は、皮のまま熱湯につければ、殺虫効果があるうえ、かたい鬼皮もむきやすくなります。
さあ!皆で沢山栗を食べましょう。